(代筆日記/神藏美子)
毎月一日は、荒木経惟さんのポラロイド写真の展覧会のオープニングが、下北沢の「LA CAMERA」でひらかれる。二次会は、いつもLADY JANEという古いバー。昨日、バルコニーの怪獣たちに、おもいを馳せていたので、「引っ越しなさったら、怪獣たちは、連れてゆくのですか?」と荒木さんに聞いてみた。「全部、切っちゃう(捨てちゃう)かもしれないよ」なんて、おっしゃっていた。どうなんだろう。でも、あの怪獣たちは、バルコニーの住人だしなー。荒木さんは、最近は、お酒を全然飲まなくて、わりと早く、お帰りになった。スエイは、今日は、接待の宴席があるので、こなかった。バーを出て、一人で、とぼとぼ駐車場まで、夜の下北沢を歩く。下北沢を歩くと、いつも銀杏BOYZのことを、思い出す。銀杏の事務所も、レコード会社も、レコーディングスタジオも下北沢にあるのだ。
茶沢通りぞいの、銀杏BOYZのレコード会社の前を通りかかったら、銀杏のライトバンらしき車が停まってる。ガラスに張り付いてしゃがみこんで、中をのぞいたら(無作法なオバさん)、峯田くん発見! 中に呼んでくれた。うわ〜、ラッキー。マネージャーの江口くんと、お弁当を食べているところだった。去年、「裏切りの町」の芝居(三浦大輔作、演出、音楽・峯田和伸)の楽屋にちょっこし、おじゃまして、一目会って以来、一年ぶりだ。いつも、下北沢を歩くと、銀杏は、どうしているかなー、とぜったいに考えるけど、下北沢で偶然、峯田くんに遭遇したのは始めてだ。こんな、ラッキーな出来事があるなんて。
峯田くんは、髪がのびて、フサフサしていた。今日はこれから、お弁当食べて、レコーディングだそうだ。被災地に行って、ライブをやることが、峯田くんのブログに書いてあったので、そのことを聞いてみたら、ちょうど、ライブのチラシの校正があがっていて、一枚もらう。東北の熱い銀杏ファンのこたちが、待っているだろうなー。水戸、福島、仙台、盛岡、と行くみたいだけど、どれも、小さなライブハウスでやるようだ。いやー、きっとまた死にものぐるいの熱気だろうなー。「しばらく、ライブやってないから、体力つけなきゃって、ウォーキングとかしてるんですよ」と、峯田くん。
ルンルンで、駐車場について、車にキーをさすとき、雨だし、夜だし、浮かれてるし、事故がないようにと、自分に注意した。今日は、亡くなった父の誕生日だった。母のところに寄った時に、丁寧にお線香をあげて、拝んできたから、いいことが、あったのだ。
峯田くんの手描きのチラシ。スメルズ・ライク・ア・ヴァージン

