(代筆日記/神藏美子)
のどちんこの横にあるイボイボのことで、MRや、血液検査の結果をもって、信濃町のK大学病院の耳鼻咽喉科に診断を、受けに行った。のどが、変なのではないか? と初めに指摘してくださった先生は、2年ほど前に、胃カメラを受けた時の、内科の先生で、カメラがのどを通過する時に、のどちんこの凹みイボを見て「ひょっとして、こういうところにガンが隠れている可能性もあります」とおっしゃったのだ。ひょっとして、ガン? なのか?
変だとおもって、舌で、イボイボを、触ってみると、だんだんひろがっている気もするし、鎖骨のあたりや首がこるのも、周辺に悪影響をおよぼしているからで、重い病気なのかもしれない、と心配になる。
診断は、シロ。なんでもないそうだった。単に正常。なんだか、拍子抜け。あー、そうですか。耳鼻咽喉科の教授は、やさしい温和な先生でした。お嬢さんは、報道ステーションのニュースキャスターである、ということを小耳にはさんでいたのですが、あのような素直で、きれいなお嬢さんの、おとうさまにふさわしい、やさしい先生でした。
病院を出て、青山一丁目まで、東宮御所の回りを歩いてゆく。雑草たちも花盛り。東宮御所に子猫を引き連れてあらわれて、愛子さまに飼われるようになったノラ猫ちゃんのことを、思い出す。去年の雅子さまの誕生日に、皇太子ご一家の写真が、新聞に掲載された時に、ちゃっかり、愛子さまの膝に抱かれて、堂々とカメラ目線で、皇室の猫、という感じで、写っていたのだ。昨年のノラ猫大賞を、ひそかにあげた猫である。こんな暖かい日差しのなか、今日も、東宮御所で、くつろいでいるのでしょう。子猫は、愛子さまが、一匹のこして、あとは、子猫あげます、のチラシをご自分でつくって、お友達にもらってもらったそうだ。
青山一丁目から、地下鉄で、九段下に出て、武道館にむかう。今日は、忌野清志郎さんの命日で、トリビュートライブがあるのだ。ヒロシ・ヤングさんが、映像やパンフレットの制作にたずさわっていらっしゃるので、パスをいただいて入れてもらった。チケットは完売のようで、武道館の前には、ダフ屋が「チケットあるよ」と何人も立っていた。
「原発はいらない」と歌っていた清志郎さんのことが、いまは、身にしみる。かつて、清志郎さんの原発はいらない、を聞いていた時には、その言わんとしていることの重要性は、わかっていなかったんだ。泉谷しげるが、原発のことを歌って、「そんなに、安全なら、一家に一台、小原発作れ!」と、叫んでいた。

東宮御所の石垣にはえていた雑草の花


新聞に掲載された写真。真ん中カメラ目線のトラ猫が、ノラ出身

