(代筆日記/神藏美子)
庭で、モンキアゲハの幼虫を発見。もそもそしているので、捕まえて、カメラをむける。家の庭木を食べる奴である。山椒の木なんか、葉っぱが全部なくなるまで、食べられたりする。「殺しちゃおうかなー」とも、おもうけど、プニョプニョして、顔もかわいいので、とても、つぶしたり出来ない。そのまま、葉っぱに逃がした。夏になって、黒いチョウチョウが、ヒラヒラ、飛んで来て、「あー、あのときは、逃がしてくれて、ありがとうございましたー」舞いながら、お礼を言われる。なんてことは、ないだろうな。奴が、モンキアゲハの幼虫であることは、ネットで、調べたのだ。黒いチョウチョウになるらしい。
庭で、小さな生命に触れたせいか、「四つのいのち」という、イタリア映画を渋谷のイメージフォーラムに、おもいついて観に出かけた。羊飼いのおじいさんの死、子羊の誕生、樹木、炭焼き、イタリアの小さな村、ジミな映画だとは、予想できたていたけど、おもったよりもずっとジミで、まったくセリフがない。観ながら、夕食は、何食べようかなーと、考えてしまったから、退屈でもあった。限りなくドキュメンタリーに近い、劇映画。それならば、いっそ、ドキュメンタリーのほうが......。予定調和というのか......。日本の監督、河瀬直美さんの手法なども、似ているが、やはり、河瀬さんの映画は、ずっと緊張感がみなぎっていて、すごいなーと、あらためておもった。河瀬さんは、新しい映画をもって、カンヌ映画祭に行っているそうである。河瀬さんの新作が観たいものだ。今日は、渋谷まで、久しぶりにでかけた。

モンキアゲハの幼虫、毎年、庭にでる

久しぶりの渋谷、モンギアゲハの世界とも、「四つのいのち」の世界とも随分違う

