(代筆日記/神藏美子)
朝、家のでんわが鳴った。先に起きて、仕事をしていたスエイが、でんわを取って、話しはじめたけれど、受話器から、男性の声が漏れて来る。相手の声は、ハキハキとした大きな声で、何を言っているかは、わからないけれど、どうも、ともだちでも、知り合いでもないようだ。でんわが、終わってから、スエイが「警察からのでんわは、すぐにわかるね」と言った。スエイは、「写真時代」という雑誌の編集長をやっていた80年代には、エロで、ギリギリのことをしていたので、わいせつにひっかかり、47回も警察に呼ばれている。警察の方々には、慣れているのだ。なんでも、スエイがインンターネットで、購入した、バイアグラっぽい薬の件で、薬を販売していた会社が、薬事法にひっかかり、取り調べの最中で、購入者リストから、でんわが、かかってきたようだった。前歴があるので、スエイが選出されたのか、かたっぱしから、購入者にでんわしているのか。薬を分析したりする為に、残っている錠剤を入手したいということだった。「ご自宅にうかがうのは、マズいでしょうから、後日また、連絡いただいて、どこか(会社の近くとかの)の署で」ということになったらしい。ウチでは、わたしも、薬のことは、知っているし、マズくないけれど、オクさんにないしょで、浮気の為に薬を買っている人は、相当ひや汗ものの、でんわだったかもしれない。ゴールデンウィーク、二日目の出来事。

ヒゲのあるワンコが、笑っていました。













